【Netflix】ジ・アメリカンズ (The Americans)シーズン1 感想 9話

シーズン1後半、どんどんがんじがらめな状況に。

9話 隠れ家

・ジェニングス夫妻は別居

・FBIは亡くなった捜査官の報復にKGBの諜報員を殺そうとアルカディをターゲットに動きだす

・FBIギャドの秘書マーサと関係を深めていたフィリップはマーサの家から出たところをアマドール(好きだったマーサをつけてた?)に遭遇、もみ合いのすえアマドールに怪我を負わせてしまい、隠れ家のような廃墟で手当をしながらFBIが殺そうとしているKGBの諜報員が誰なのかを聞き出そうとするが、アマドールは亡くなってしまい、ジェニングス夫妻はアマドールの遺体を路上に始末。

・アマドールが姿を消したことに動揺したスタンはアルカディが現れなかったKGB諜報員暗殺作戦の中止命令を無視し、代わりに部下のヴラッドを連れ去る。アマドールの死を知ったスタンはその後ヴラッドを殺害。

 

スタンの拠り所

スタンは普段何を考えているのかよくわからないキャラに思えるのですが、今回はアマドールの件で感情的な行動に走っていて、またアマドールとの会話の回想なんかを見ると、自分の持っていない価値観を持つ友人として、潜入捜査で変わってしまった?自分の心の拠り所だったのかな思います。アマドールを失ってスタンはよりニーナに入れ込むんじゃないだろうか。

 

「一時停止(ボタン)」という言葉が何度か出てきました。1回目は9話開始早々、ジェニングス夫妻が子どもたちに別居を告げたとき、フィリップが使っています。ちょっと夫婦の本当の仕事の空気を匂わせるような表現で引っかかります(その後ペイジはこの表現について「よく意味がわからない」と話していましたが)。二度目は、スタンがアマドールの遺体を観た後、ギャドに「自分の命をかけてもアマドールは作戦のことをもらしていない」と言い、その後ひとりハンバーガー店でアマドールとの会話を回想するシーン、アマドールが”時間は光陰矢のごとしで一時停止ボタンなんかないんだ”といった旨の発言をしているところ。フィリップの「一時停止」とアマドールの「一時停止」は自分の中ではまだつながってないのですが、この言葉がまたでてきたらドキッとしそうです。フィリップがやったこともスタンがやったことも重く、この先の展開に一時停止のようなことは無い、この先どうなってしまうんだろうと思います。

 

 

pyorocchi.hateblo.jp