【Netflix】ジ・アメリカンズ (The Americans)シーズン1 感想 10話

10話 告白

FBIはクリスの遺体に付いていなかった指輪を追って、フィリップがクリスを運んだ車までたどり着く(クリスは車の中に指輪を残していた)。ジェニングス夫妻に車を用意する役割であるグレゴリーに捜査の手がのびることに。ジェニングス夫妻・クラウディアらはグレゴリーをモスクワに逃がそうと説得するが・・・

 

8話でのクリスの派手な指輪、気にはなったのですがここで出てくるんですね。

・フィリップに死んだ相棒クリスのことを語るスタン、スタンにヴラッドのことを語るニーナ。クリスを殺した(死なせた)フィリップ、ヴラッドを殺したスタンもそれぞれ真実を隠しながら相手に「気の毒に」と言う。スタンはフィリップの心の中を知らぬままにそのままクリスのことを語るが、ニーナは「口先だけでしょ」と返し。「FBIは鬼じゃない」とニーナに語ったスタンが、アマドールの調査で訪れた車のスクラップ屋の主人に対しては腹を殴りつけて「FBIは手荒な真似をしないと思ったら大間違いだ」といいながら脅しつける、といった対象的なシーンが幾つか続く。

 

筋の通ったグレゴリー、クラウディアの本心は

しかしながら・・・

グレゴリーよなぜそんなにも筋が通ってるんだお前は・・・

クラウディアがグレゴリーを説得しているシーンでは、心からグレゴリーを助けようとしているようにも見えたが、グレゴリーの下した決断とクラウディアが抜かりなくグレゴリーの家にクリス殺害の証拠を仕込んだところから振り返ると、グレゴリーの性格・エリザベスへの思いを踏まえたうえでクラウディアがグレゴリーに自ら警官に撃たれに行くという決断をするよう誘導したようにも見える。そしてクラウディアのジェニングス夫妻を親のように守ろうとしているようにも思える。

エリザベスに反抗するペイジ、クラウディアに反抗するエリザベス、という関係性があるために、クラウディアが思春期の疎ましい親のような立ち位置に見えてきます。