【Netflix】ジ・アメリカンズ (The Americans)シーズン1 感想 7話
0112追記
<<あらすじ>>
6話で亀裂の入ったジェニングス夫妻、仲直りしないままフィリップは任務で昔の恋人イリーナに再会します。一方でスタンは家の夕食に帰らない日が続いており・・・
嘘をつく男たち
男どもが!・・・・な回でした 笑
フィリップがイリーナを殴った時はてっきりそういう趣味なのかと。でもそのあと寝たのは仕事じゃないよね!
あとスタン!クリスにそそのかされてその気になってニーナを呼び出してるんじゃないよ!そして男の弱さにすかさず付け入るニーナ。で、スタンはニーナのことが気にかかりっぱなし。奥さんは辛抱強くスタンとコミュニケーションをとろうとしているというのに。
エリザベス「私達お互いに正直な関係でいられるかしら?そう努力できるかしら? 」
フィリップ「ああ」
エリザベス「じゃあ正直に答えて。彼女とは何もなかった?」
フィリップ「(まっすぐ目を見て)何もなかった」
・・・。
ギャド(スタンの上司)「ニーナと何かあったか?」
スタン「彼女はよくやってくれた。助けたいんだ」(話題そらした!)
スタンの方が嘘が下手みたいです。
エリザベスは22歳(だったかな)で”知らない男”と夫婦としてアメリカ人になりすまし、心を開く相手なんていなかった・・・といったことをシーズン1初期で語っていましたが、フィリップと任務において様々な危機を切り抜けるうち、今ある家族が自分にとって大切なものである、夫であるフィリップも・・・といういうふうに心が変わっていき(それでも仕事人間具合は変わらないですが)フィリップとの心の距離を積極的に縮めていこうとしているのがここ数話の動きです。
対してフィリップはシーズン初期から今の妻・家族が大事で「なんなら本当にアメリカ人になってもいい」というスタンスです。大事に思っている気持ちは変わらないと思うのですが、7話目、シーズン1の折り返しにきて到底妻には知られたくない秘密を抱えることになってしまいました。
不思議なバランスのホームドラマ。
で感想を書いてると実感するのが、町山智浩さんもラジオで語られていたんですが、「ホームドラマ」だな~と。題材や状況は緊迫してるのに、語られているのはホームドラマ。
「子供には秘密で夫婦でアメリカ人のふりをするスパイ。でもおむかいさんのご主人は宿敵FBI!」っていう設定から決めたらコメディドラマで片付けてしまいそうな内容なんですが、アメリカに潜入してアメリカ人として生きていたスパイが実際にいたらしいというのが下地にあるために、面白いバランスの作品になってるなーと思います。
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